アクセス分析カルテ 見方ガイド
受注 CSV から RFM / LTV / パレート / ファネル / ROAS を計算する、実データに基づく顧客分析カルテです。楽天・Amazon・Shopify・Yahoo の CSV を読み込むだけで 5 分析が表示されます。
このカルテで分かること
受注 CSV から計算
楽天 RMS / Amazon セラーセントラル / Shopify / Yahoo Store の CSV から RFM・LTV 等を計算します。
5 分析を一括出力
RFM (顧客ランク分け) / LTV / パレート (上位商品) / ファネル離脱 / ROAS の 5 つを 1 枚で。
ボトルネック発見
ファネルの最大離脱ステップを自動特定し、改善案 Top3 を提示します。
主要用語の解説
RFM
- 平たく言うと:
- Recency (最終購入日)・Frequency (回数)・Monetary (金額) の 3 指標で顧客を 5 ランクに分類する手法。
- 例えば:
- 超優良 / 優良 / 安定 / 離脱予備軍 / 未購入相当 の 5 ランク
LTV (Life Time Value)
- 平たく言うと:
- 顧客 1 人が生涯で店舗にもたらす利益。広告費上限 (CPA) の計算に直結する重要指標。
- 例えば:
- 平均購買単価 6,000 円 × 利益率 10% × 年 2 回 × 3 年 = LTV 3,600 円
- 計算式:
平均購買単価 × 利益率 × 購買頻度 × 継続期間
パレート分析
- 平たく言うと:
- 上位 20% の商品で売上 80% を占める法則。主力商品とロングテール商品を切り分けます。
- 例えば:
- 主力 20 商品で売上 80% / 残り 80 商品で売上 20% (ロングテール)
ファネル
- 平たく言うと:
- 入店 → 商品閲覧 → カート → 購入完了 の各ステップでの離脱率を可視化する分析。
- 例えば:
- 入店 1000人 → 商品閲覧 600人 → カート 200人 → 購入 50人 (最大離脱: カート→購入)
ROAS (Return On Ad Spend)
- 平たく言うと:
- 広告費に対する売上の割合。広告効率を測る最重要指標。
- 例えば:
- 広告費 10万円 → 売上 50万円 = ROAS 500%
- 計算式:
売上 ÷ 広告費 × 100%
カルテの読み方
アクセス分析カルテは下のような 5 セクション (RFM / LTV / パレート / ファネル / ROAS) で構成されます。各ブロックの意味と読み方を、実カルテと同じ並びでそのまま解説します。
RFM 顧客を 5 ランクに分類
| ランク | 人数 | 推奨施策 |
|---|---|---|
| 超優良 | 48 名 | 限定オファー月 1 配信 |
| 優良 | 120 名 | アップセル提案 (関連商品) |
| 安定 | 230 名 | リピート購入促進メール |
| 離脱予備軍 | 65 名 | 復帰クーポン + アンケート |
| 未購入相当 | 410 名 | 新規購入インセンティブ |
※ 実カルテでは Chart.js でランク別人数の棒グラフが描画されます (色: 青/緑/黒/橙/赤)
Recency / Frequency / Monetary の 3 指標で顧客を「超優良 / 優良 / 安定 / 離脱予備軍 / 未購入相当」の 5 ランクに分類します。各ランクに 3 つの推奨施策がついて、CRM 施策の起点になります。
顧客生涯価値
CPA 上限 = LTV ¥3,600 × 利益率 (利益率 10% 想定)。この金額を超える広告費は赤字です。計算: 平均購買単価 6,000 × 利益率 0.1 × 2 回 × 3 年 = ¥3,600。
顧客 1 人が生涯で店舗にもたらす利益。広告費上限 (推奨 CPA) の計算根拠になります。実カルテは **利益率 10% 想定** で計算します。LTV を超える顧客獲得コストは原則 NG です。
パレート分析 (上位商品 vs ロングテール)
上位 20% の商品で売上 80% を占める法則。主力商品とロングテール商品を切り分け、商品マスター見直しやロングテール商品の整理判断に使います。
購入ファネル (離脱率)
⚠ 最大離脱ステップ: カート投入 → 購入完了 (-75%)
入店 → 閲覧 → カート → 購入の各ステップ離脱率を可視化します。最大離脱ステップを自動特定し、改善案 Top3 (送料表示の前倒し・決済方法追加など) を提示します。
ROAS + アトリビューション分析
広告 ROAS + アトリビューション分析は 段階3 で実装予定。受注 CSV + アクセス CSV + 広告 CSV の 3 ファイルすべてが揃った時点で利用可能になります。
必要データ: 受注 CSV + アクセス CSV + 広告 CSV (媒体名 / KW / クリック数 / コスト / コンバージョン)。Google Ads / Meta Ads / 楽天 RPP / Yahoo! 広告から取得できます。
広告費に対する売上の割合。広告効率の最重要指標です。現在 (段階 2 時点) は未実装で、段階 3 で実装される予定です。ROAS が低いキーワードは停止、高いキーワードは予算増額の判断材料になります。
📘 全体の読む順序 (推奨)
- RFM → 顧客ランク分布で「超優良 / 優良」と「離脱予備軍 / 未購入相当」を把握
- LTV → 平均 LTV と広告費上限 (CPA) を確認
- パレート → 主力商品 vs ロングテールの売上構成を確認
- ファネル → 最大離脱ステップを特定
- ROAS → 広告費に対する売上効率を確認
こんな時に使う
- 1広告費の配分を決める時 — LTV と ROAS から「いくらまで広告に使えるか」が決まります。
- 2CRM 戦略を決める時 — RFM で「超優良 / 優良への特別待遇」「離脱予備軍への呼び戻し」が決まります。
- 3商品マスター見直し時 — パレートでロングテール商品の整理判断ができます。